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注目

955i 漸く60000km

 BPF構造 955iのBPFを整備する前に、油に塗れてない予備のBPFの内部部品で構造を再確認します。これはZX-10R用では無くGSX-R1000用です。細かい部品の仕様が異なりますが、フォークに入る部品の構造は同じです。 フォークの底にプリロード調整機構、インナーチューブはスプリング、その上にBPのピストン機構が入ります。 今までは2つに分かれてた減衰機構をピストンの上下に配置して一つに纏めたかったのかは判りませんが。 減衰の調整機構が伸び側がニードルによる流量制御に対して圧側がスプリングプリロードによるシムの抑制ってライダーの感覚としてはどうなの?って思う。 ニードル仕様の伸び側と違って圧側の仕様はシムの外周に被さる白いキャップを抑えるバネのプリロードでシムの動きを調整する仕様です。φ20mmのインナーカートリッジとは異なりシムの外径・厚みは異なり。枚数も少ない構成です。 2号機は同じSHOWAの伸・圧減衰が左右のフォークに分かれたSFFを装着しており、圧側シムの積み増しで圧側減衰力を強化しています。BPF/BFFはそのSFF以上に固く感じます。 SSに合わせた高プリロード・緩い伸側・強い圧側仕様のフォークに関して、簡単に出来る対策はスプリングレートを下げる事です。 ただしBPF(BFF)スプリングは一般的な一端が少し細くなる先テーパースプリングでは無く、両端ストレート径のスプリングになっています。 SS向けインナーφ43mmの倒立フォークのスプリングレートが軒並み10N/mm以上であり低レートのスプリングはレート9.5N/mmまでしか調べられていません。YSSの9.0N/mmが有りますが、前回は納期未定でしたのでBPF用のオーリンズ9.5N/mmを買ったのでした。 しかし中筒の有るBFFとは異なり構造上スプリングのみのBPFは先テーパースプリングも使えそうな気がします。ただしZX-10RのBPFにはスプリングが踊らない様に樹脂製のテーパーコーンが入っていますから、先テーパーのφ38mmスプリングが入るか試してみるしかありません。駄目ならBFFに入れたOhlinsのBPF用9.5N/mmのスプリングを移植します。 ただし元々はZX-10R 11-15(GSX-R1000にも適合)のBPF用に購入したOhlinsのスプリングは何故か全長243mmあります。前回

955i Spring rate

 BFFのスプリング

かなり寒くなってきましたが2号機ばかりで遊んでないで1号機も足周り詰めたいです。
BPFに代わりこのフォークを装着してからのハンドリングやフォークの動作には意外にも何の不満もありませんが純正のバネレートが高過ぎて2号機と比べても沈み込みが少ない事が不満と言えば不満かもしれません。

スプリング捜索中

保管しているスプリングを調べます。
上から・OD38mm/全長310mm/???
・OD40mm/全長250mm/0.77-1.00kgf T595純正(45mm正立用)
・OD40mm/全長258mm/9.25Nm GSX-R600純正(45mm正立用)
・OD36mm/全長260mm/8.5Nm GSX-R600 Matris製

倒立フォーク用のも使えませんね。
・OD38mm/全長238mm/10.0Nm GSX-R1000 BPF用
・OD38mm/全長277mm/9.5Nm Speed Triple1050用

減衰機構が加圧されているBFFに対してユニット部分の分解は特殊工具や設備を持たないので難しいため可能な作業は以下の2項目です。

1.フォークオイル交換・調整
2.フォークスプリング交換・プリロード調整

標準オイルはSS-47。動粘度36.2の#10相当ですが1L4400円と鉱物油のGグレードに比して高価です。

ZX-10R用BFF純正スプリングはOD(外径)38mm/全長255mm/11.25Nm。※44026-0202
※オプションの44026-0215:10.25Nmが最弱

代替可能なスプリングは以下の通りです。オーリンズのそれと比べたら安い方ですがそれなりにします。

YSS(PMC)のZX-10R用はOD38mm/全長255mm/9.5Nm。※122-136590081
RacetechはFMSP 3825090のOD38mm/全長250mm/9.0Nm
さて手持ちのスプリングで43mmのBFFに使えそうなのを探してみますが本来は45mm径の正立フォーク用のため43mm倒立フォークに適合しそうなものが無いですね(^_^;)。
・OD40mm/全長250mm/0.77-1.00kgf T595純正(45mm正立用)
・OD36mm/全長260mm/9.5Nm T595 Matris製

保管してある正立フォークに入っていたスプリングはMatrisと純正スプリングx2でした。シムもそうですがMatrisは内部仕様が判らないので購入した後で判る訳ですが外径36mmは本来なら41mmフォーク向けのスプリングでは無いかと思われます。

代替スプリング

取り敢えず安いスプリングを入手しました。Hayabusa用との事ですが測ったら後期型の様です。OD38mm/全長263mmのバネ線径4.8mm総巻数18(有効巻16)で計算上はバネレート8.9Nmでした。
純正スプリング長が255mmなのでそのままでは+8mmのプリロードが掛かる事になりますが純正の標準プリロード6mmx11.25=67.5をHayabusaの8.9で割ると67.5/8.9=7.584mmとなります。
もっとも現状のプリロードは3mmですから半分強(約4.2mm)ほど過剰になりますが。
まあインナーカラーを切るかどうかはフォークをバラして内部パーツのカラーを確認してからにしますw。
※カラーはステンの筒の癖に4664円/本だそうです(^_^;)。樹脂キャップを削った方が良さそう。

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